1. メタルブラケット
歯の表面に金属の装置を付けて矯正するスタンダードな矯正装置です。
- メリット
- スタンダードな矯正方法なので、技術経験が多くさまざまな不正咬合に対応できます。他の矯正方法に比べて費用も安価に抑えることができます。
- デメリット
- 金属の装置が銀色で目立ってしまう。
2. セラミックブラケット
仕組みはメタルブラケットと同じですが、銀色の装置がセラミックのため色が白く目立ちにくい装置です。
- メリット
- 表側の装置なので矯正をしていると分かりやすいですが、メタルブラケットよりは目立ちにくい。
- デメリット
- メタルブラケットと比べて多少強度が劣る。
3. デーモンシステム
ワイヤーの摩擦力を軽減し、今までの矯正より弱い力で短期間で治療する事ができる。
- メリット
- 従来の矯正装置よりも通院回数が少なくでき、治療期間も短縮できる。
- デメリット
- 表側の装置なので審美性には劣る。
4. スピード矯正
外科的な手術をして歯の移動スピードを上げる。
- メリット
- 個人差はありますが、治療期間を最短で6ヵ月にできるケースもある。
- デメリット
- 手術が必要な為、技術的な経験が十分な矯正医が少ない。通常の矯正よりも費用がかかる。
5. インプラント矯正
歯科矯正用アンカースクリューを顎の骨に埋め込み、それを固定元として歯を動かす方法。
- メリット
- 通常の矯正では動かしづらい歯の移動が可能になるので非抜歯矯正や治療期間の短縮、難症例にも外科手術なしで治療できる場合がある。
- デメリット
- インプラントは全ての患者さんに適応できるとは限りません。インプラントを使用するので費用もかかる。
6. 非抜歯矯正
歯を抜かずに矯正する方法
- メリット
- 歯を抜かなくても矯正ができる。
- デメリット
- 難易度の高い治療では選択できない場合がある。
7. リンガルブラケット
歯の裏側に装置を付けて矯正する方法です。裏側矯正、舌側矯正とも言われます。
- メリット
- 矯正をしているのが見えないので審美性、心理的な安心感がある。
- デメリット
- 治療経験と技術がある医師が少ない。装置に慣れるまで発音がしにくい。費用が高い。
8. ハーフリンガル
人から見えやすい上顎に裏側の装置をつけて下顎は表側の装置をつける表裏併用の矯正方法。
- メリット
- 裏側矯正と比べて費用が安くすむ。
- デメリット
- 治療経験と技術がある医師が少ない。装置に慣れるまで発音がしにくい。
9. マウスピース矯正
透明で薄いマウスピース型の装置です。
- メリット
- 透明で目立たず、自分で取り外しが可能。
- デメリット
- 自分で取り外しができてしまうので、装着時間を守れずに計画通りに治療が進まない場合がある。治療できる症例が限定される。